Kashi · 戦略ロードマップ
Pilot Zero — 次の4週間で、最初の本物のユーザーを1社
2026-06-14 作成 · 「何に時間を使うべきか」への答え · ゴール = 3年で評価額 $40M
フェラーリは完成しているのに、まだ誰も運転していない。
プロダクトは作り込み済み(13万行・テスト6,294本green・本番稼働・セキュリティ監査済・ピッチ資料11版)。でも、自社の会議でKashiを実際に使った組織はゼロ社。— これが唯一にして最大の事実です。
迷っているメニュー(ピッチ練習・PDF量産・営業リサーチ・客探し・開発)は、全部「一番きついこと」を避けるための忙しさです。リストが重く感じること自体が症状。
$40Mに効くのは1つだけ — 本物の会社が1社、自分たちの会議でKashiを使い、本当のことを教えてくれること。
01たった1つのゴール
Pilot Zero
1社・自社の本物の会議・あなたがコンシェルジュとして全部手で回す・全員同意ベース・出力は会議の当事者へ返す。
成功の唯一の指標 = リードが pilot_committed → pilot_active に到達。目標 = 稼働1社(ストレッチ = 稼働1 + オンボーディング2)。
02時間配分(次の4週間)— 質問への直接の答え
| あなたのメニュー | 割合 | 今、実際にやること |
| 客を探して1社決める | 45% | 温度を作る → 15分の打診 → 1社からYES。これが本業。 |
| J-StarX 応募 | 20% | 既存の1版を選んで磨く+トラクション1文。締切直前に集中。12版目は作らない。 |
| 最小限の安全開発 | 15% | 同意ゲート+「出力は当事者へ」スライスだけ。1セッション・時間箱。終わったら止める。 |
| 営業リサーチ | 12% | 連絡する具体的な10〜15社の個別化のためだけ。一般的な市場調査はしない。 |
| ピッチ練習 | 8% | 15分の打診とJ-StarX面接の本番だけリハーサル。 |
| PDF・資料の新規作成 | 0% | 11版ある。凍結。会話が決めるのであって、12版目のPDFは決めない。 |
| 新規プロダクト機能 | 0% | 同意スライス以外は止める。進行中のPRだけ着地させ、新規は開かない。 |
見出し: 時間の約57%が「本物のユーザーを得る」ことへ。20%が締切へ。これまで過剰投資していた資料磨きはほぼゼロに。
034週間ロードマップ — 3トラック並走(締切=D-day)
APilot Zero エンジン — あなたの45%
温かいリードはゼロ(過去の warm-reply も成立せず)。だから温度を「作る」ところから。3レーン同時。
レーン1 — 今すぐ送れる13通(最優先・最速): pilot_dm_queue.json に13社分の個別化・claim-safeなDMが書き終わって未送信で眠っている。今日バッチ送信開始。最初の返信者 → コンシェルジュpilot。一番確実で速い一手。
レーン2 — 紹介で温度を作る: J-StarX/JETROの政府・企業ネットワークは紹介マシン。今すぐ着手可 — 慶應人脈、知り合いの創業者、150〜800名規模の知人の知人。温かい紹介1件 > 冷たいDM20件。
レーン3 — 止まった返信を text で再ウォーム(低優先・任意): 過去に「話を聞きますよ」と返ってきたのに止まったリード(例: kimmy — 予約リンクを送ったら冷めて面談に至らず)。あなた自身の教訓どおり text-first・カレンダーリンクは送らない・相手の発信を受けてもう一度会話を始める。売り込まない。
週1: 3レーン全点火 → 週2-3: 15分の打診コール → 週3-4: 最初のYESを PILOT_RUNBOOK.md でオンボード(手動アップロードのみ・連携開発不要)。
BJ-StarX 応募 — あなたの20%・締切前に前倒し
- 作らず、選んで磨く。11版から最強の1版(=v3_Final_2026-05-27)。J-StarXの評価軸へ寄せる: 信頼できるJP創業者 × 本物の日本の職場課題 × グローバル可能性 × トラクション信号。JA磨きはGeminiへ。
- 差がつくのはトラクション1文。提出時に正直に「最初のデザインパートナーをオンボーディング中 / 最初のpilot打診が進行中」と書ける状態 — それをトラックAが2〜6週間で作る。AとBは互いに強め合う。
- 既存の PITCH_VIDEO_JETRO/ 資産を流用。D-day前に余裕をもって提出。
C最小限の安全開発 — あなたの15%・終わったら止める
意図的に極小。タウンホールの5つの修正ではない:
- 同意ゲート: 会議を分析する前に、全参加者の明示的・記録付き同意ステップ。
- 出力は当事者へ: pilotの出力は会議にいた人へ返す(上に上げるスコアではなく鏡)。最初は手で担保してよい。手間を消す部分だけ作る。
1セッションに渡して2〜3日で時間箱。それ以上に膨らんだら=スコープクリープ。切る。詳細仕様: design-partner/TRACK_C_CONSENT_SLICE_SPEC.md
止める / 一旦寝かせる(=一番効くムーブ)
- 新規の開発ワークストリームを停止: F60コンソール P06〜P18、ホームページ改修 #61/#62、admin UI磨き。進行中PRは綺麗に着地させ、新規はTrack C以外開かない。
- 資料・PDFの新規作成を凍結。
- 並走セッションが反射的に機能開発を始めないよう、ledgerに Pilot Zero focus を宣言。
04今週やること(チェックリスト)
▶ ここから始める — 13通を送る(最速・最確)
温かいリードは無い。一番速くPilot Zeroに近づく一手は、すでに書き終わって眠っている13通を送ること。書く作業はゼロ、送るだけ:
送信先(全文 pilot_dm_queue.json に準備済み):
FACTORY X / SIGQ / OpenFactory / KAERU / OpenHeart / New Space / Richerca / Sally / uniam / ugo / BALLAS / Spectee / UMITO
通常の送信規律で1日数通ずつ。最初の返信者があなたのPilot Zero候補。
※ kimmy は「紹介を待つ」相手ではありません。予約リンクで一度冷めた warm-reply なので、再ウォームするなら text-first・リンクなし(レーン3・任意)。
- レーン1(最優先): 13社の準備済みDMを送信開始(バッチ・通常規律)— FACTORY X / SIGQ / OpenFactory / KAERU / OpenHeart / New Space / Richerca / Sally / uniam / ugo / BALLAS / Spectee / UMITO
- レーン2: 慶應人脈+知人の創業者から、紹介してくれそうな150〜800名規模の会社を3社リストアップ
- レーン3(任意): 再ウォームしたい過去の warm-reply を text-first で。リンクは送らない。
- Track B: v3_Final_2026-05-27 を J-StarX 用ベースに確定
- Track C: 同意スライスの仕様を1セッションに渡す
- 止める: ledger に Pilot Zero focus を宣言、新規開発を開かない
0515分の打診コール台本(売り込まない)
枠組み(最初の30秒): 「製品を売りに来たのではなく、無料のデザインパートナーを探しています。御社の1チームの会議を、4〜6週間だけ、私が全部準備して回します。発言の内容は一切読みません — 誰が話し誰が黙り、どの問いが流れたか、という対話のかたちだけを見ます。」
同意の枠(最初に言う): 「参加者全員の同意が前提です。出力は、上司や経営にではなく、その会議にいた人たちへ返します。評価査定とは完全に切り離します。」(= MEETING_PLAYBOOK §2.8.H の3原則: マネージャー以外に渡さない / 評価切り離し / 解ではなく問い)
聞くこと: 「今、会議や1on1で『なんか噛み合っていない』と感じる瞬間はありますか?」 → 黙って聞く。
クローズ: 「もしご関心あれば、来週セットアップします。御社のご負担はゼロです。」 — 価格・契約・デモ動画は出さない。
06これが $40M(3年)にどう繋がるか
あなたの資料の定義: $40M ≈ ¥6B = ARR ¥800M × 7.5倍。梯子はこう:
| 時期 | マイルストーン | 投資家が見たい証拠 |
| 今(6ヶ月目)←今ここ | pre-pilot・0ユーザー | — |
| 次の6週(6-8ヶ月) | Pilot Zero 稼働 | 1社が本物の会議で利用 +「これは本当か/役立つか」のFB |
| 8-12ヶ月 | 3-5社 → 初の有償PoC(¥500K-1.5M) | ARR ¥50M軌道 + リファレンス → シード |
| 12-24ヶ月 | ARR ¥200-400M・NRR 110%+ | 再現性ある営業 → シリーズA |
| 24-36ヶ月 | ARR ¥600M-1B | → ¥6B(~$40M) シリーズB/Exit 交渉 |
どの段も Pilot Zero に閂(かんぬき)がかかっている。最初のユーザーがいなければ、シードの物語はフィクション。あなたは一番下の段にいて、梯子を登らずに磨いていた。— 朗報は、課題が50個ではなく1個だということ。
07毎週のスコアボード(これだけ見る)
- 送ったDMの数(週1目標: 13通すべて送信)
- 返信が来たリードの数 → 打診コールに繋がった数
- 実施したディスカバリーコールの数(週2末: ≥2)
- J-StarX: 提出 Y/N(D-day前)
- Track C: 同意スライス出荷 Y/N(≤週1)
- 唯一の指標: pilot_committed → pilot_active に到達したリード
2週間でゼロ会話なら、ボトルネックは戦略ではなくソーシング。より強い紹介ハント(JETRO直・慶應同窓・有償紹介)へエスカレート。